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虫たちの詩

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里山の虫たちとのふれあいから生まれた詩集です
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  • 犠牲
    [ 2006-09 -23 11:24 ]
  • 道化
    [ 2006-09 -23 10:59 ]
  • 情報収集
    [ 2006-09 -09 17:19 ]
  • 旅立ち
    [ 2006-09 -01 09:47 ]
  • 雑魚寝
    [ 2006-09 -01 09:39 ]
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犠牲

b0089230_11235724.jpg

水を張った休耕水田にも 生き物たちのドラマがある
散在する休耕水田に 見慣れたトンボが集まってくる
大半はエサを追うトンボだが
つがいのトンボも多く見かけ アメンボが群れ         
ガムシの泳ぐ水面に 卵を産み落とす
またあるトンボは水中に身を沈め 草の組織に産卵する
                     

突然 休耕水田の上空が数十羽のツバメに制空された
数分して ツバメは飛び去ったが
その時 トンボの姿は全て消えていた

呆然と佇む目に 多数のヤゴが映った
大小のヤゴが何事もなかったように泳いでいた
子孫を残す抜群の潜在力に感きわまり
自ずと 歓声がほとばしった

ヤゴが一斉に水草に登り 羽化が始まった
ウスバキトンボの一群だが 羽化成虫の飛び立った跡に
クモの巣に捕まったトンボが多く居た
生き物たちの食物連鎖の一コマと言えばそれまでだが
犠牲になったトンボがいとおしい
▲ by mushinouta | 2006-09-23 11:24

道化

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トンボが数匹近寄ってくる そのお目当ては
立ち止まる身体に付きまとう やぶ蚊のようだ

トンボたち 頭上近くを旋回する
反転飛行や静止飛行を繰り返す
静止飛行のトンボ 首を振る 首を傾げる
見つけた獲物に 飛び付いていく
傍らの枯れ枝に止まるトンボ
おどけた顔で辺りを窺う
急発進して小虫を追う 獲物を口に戻ってくる
目の前で静止飛行して 大きな目をクルクル回し
愛嬌たっぷりに 喜びを知らせている

マユタテアカネの顔貌と動きは
トンボ劇場のピエロだ
細やかな芸をおかしく演じ 観客の喝采うける
▲ by mushinouta | 2006-09-23 10:59

情報収集

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明け方の澄み渡った空へ 傾けた耳に
風の音 虫の声 鳥の声がとどく
里山の草木の発する情報だろうか
波長の異なる幾つもの音が脳に伝わる
えてくる情報の解読はとてもでないが
健やかでいるとの知らせと 解釈してみたりする

腰下ろす傍らの草の穂に ツユムシの仔虫が登る
上を向き 下を向き 横向いて触角を振っている
鳥やハチの羽音など 外敵の動静を調べているのか
大気の動きや湿度など 気象情報を集めているのか
いやいやそうではないんだよ
隣に佇む爺さんの品定めをしているだけなのだ
いろいろと想い巡らせ ツユムシの仕草を観る
▲ by mushinouta | 2006-09-09 17:19

旅立ち

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雑魚寝のアゲハに 微かな動きを見た その直後
真ん中のアゲハが勢いよく羽ばたき
蒸し暑く 淀んだ空気を 突き破り
粋な姿で舞い上がった
続いて二匹も 溌剌と旅立った

アゲハの動きに刺激され
手足を 大きく振って 勢い付けるが
真夏日続きに 連日の瀬戸の夕凪
体力の限界超えて 緩んだ気力 体力もどらない

加速する温暖化に ブレーキかからぬままに
我がまま 気ままに暮らす 愚かな者への戒めに
冬の豪雪 春の豪雨 夏の灼熱あるとしたら
美しい国 日本をとことん壊す不安は拭えない
健気に生きる虫たち見て 反省の日々 
▲ by mushinouta | 2006-09-01 09:47

雑魚寝

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モンキチョウが ゆるりと舞い降り ねぐらを探す
アカネトンボが そっと葉裏に止まり 寝心地を確かめる
トンボや蝶たち 疲れた身体をねぐらにあずけ
昼間と違った 安らぎの姿を見せる

アゲハが三匹 羽根を寄せて雑魚寝していた
モンシロチョウが群れて休むところはよく見かけ
蝶たちには 群れて助け合うならいがある と思ったりする

羽根を寄せ合ってやすむアゲハ
お互いがけん制するでもなく
心鎮まり 心地よい眠りにひたる
百花咲く楽園を乱舞する夢など 見ているのだろう
微動もない
▲ by mushinouta | 2006-09-01 09:39 | 虫たちの詩
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